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人生の贈りもの 詩人 加島祥造 [歳とること]

『人生の贈りもの』

朝日新聞 夕刊2011.7月) 詩人 加島祥造


【詩人 加島祥造】の名を知ったのは、朝日新聞だった。


詩人加島.jpg60歳を迎え、70歳まで生きるとして残り何回外国旅行ができるかなーと考えたり…、もうしっかり生きてきた…、仕事がらお金がないお金がないと愚痴をこぼしている。そんなときなど妻がどうにかしてくれたり、親にねだったり、でもこれ以上お金、お金と悩みたくないなー、両親とも、昨年他界し親を心配かけることもなくなったし…、このまま事務所を続けられるかなー…とマイナーなことばかりを考えてしまう。







でも最近は、一日、一日を精一杯生きて行こう。マイナーな政治経済の新聞には目を向けないようにしようと思っている。今年は香港と来年はイタリアに行くのが目標だ。


詩人の加島祥造の詩集「求めない」を読んでみたくなった。新聞から抜粋
詩集「求めない」がベストセラーになったのは、多くの人が自分を省みて共感したからでしょうね


求めなければ「くつろぎ」や「やすらぎ」がある、と言ったのです。それが思いかけず多くの人に共感されたのでしょう。喜びや楽しさを求めるのはいいことです。命の生成につながりますからね。しかし、多くを求めすぎると悩みや苦しみが生じる。また他の人が自分に求めるのに応じないと、不安や恐怖が生じる。


【共に生きる自然に学び、生きなおす】


自然の動植物は余計なものを求めない。与えられたもので充分生きている。たとえば林の中に座っていて、くっついて立っている木々が、どうして争いもせず伸びているのか不思議に思いました。でも木々は、地面の下では互いに根の張るのを許し合って、同じ土から栄養を分け合っていると気づいたのです。

人間だってずっと以前、母系社会だったころは「共に生きる」が原則の生活だったのに、父権性社会になって、争いが始まったのだと分かり始めました。自然と老子の両方から知ったことです。

ここにて感じましたが、田舎の人たちはまだまだ優しいのです。共存の意識が十分にある。
ぼくは都会で育ったが、この谷の人たちを知ってまた生き直しているわけです。(聞き手・大庭牧子)


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