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最中比較 小ざさ 空也 [食べること]

『最中 小ざさと空也』

急に甘いものを食べたくなることがある。昔はこんなことはなかった。歳のせいだろうか?

日比谷通り沿いに、設計監理している建物がある。打合せ後、急に甘いものが食べたくなった。

最近知り合った、関西から嫁に来て50~60年になるタバコ屋の女性に“近くに美味しいぜんざいとか、甘味屋さんがないですか?”と尋ねたら“この近くにはないですね。”の一言。ネットで、調べて“【空也】はどうですか?”と尋ねたら“アクセントを注意されたが、“そこは、最中が美味しいですよ。”とのこと。でも、近くに「切腹最中」の新正堂は?と一瞬思ったが。

銀座六丁目にある【空也】、銀座はここから近いので歩いて行くことにした。店を探して、びっくり!

小さな店、そして、品物はない。全て、予約、一週間後でないと品物が無い。そして、つぶの黒餡の一種類しかない(ブログを見るとその他いくつかの品物はあるようだ)。10日後、ひと箱10個の単位、10個以上だそうだ。ということで、びっくりしたので、ブログに残すことにした。

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【小ざさ】【空也】の比較

ポルトガルのリスボンでの 《エッグタルト》を思い出した。


共通していることは、“食品添加剤、着色剤は一切使っていない”ことと、カード扱いしないこと(私には痛い)。そして、店の対応はどちらの店も丁寧だ。
そして、賞味期間もお買い上げ日より一週間とのこと。硬くなった最中は、おしるこにして、アドバイスもここに記載しておこう。
それでは、比較してみよう。

1:開業年数、歴史
【小さざ/おざさ】開業1951年 1坪の店年商3億円、武蔵野市では有名です。
【空也/くうや】開業明治17年、“吾輩は猫である”夏目漱石著の一説にも出てくる。

2:販売思想
全国発送をしている【小ざさ】、一方【空也】はこの店のみ。
参考【切腹最中】は、飛行場の販売店の支店から営業網は広い、カード利用もできる。



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3:包装と箱
茶系統の【小ざさ】と無彩色、白の【空也】

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4:価格〈2015年)
【小ざさ】は、15個入りの小ざさの最中は1010円(税込)
【空也】10個入りの空也の最中は1030円(税込)
この金額の差は、吉祥寺の【小ざさ】と銀座の【空也】の場所柄だろうか?
参考/「切腹最中」一個200円

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5:大きさ
写真の通りで、食べやすい。二口ぐらいで食べられる、これぐらいが良いな~。

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6:つぶ餡
大粒の少し粗めのねりの【小さざ】、小粒の細かいねりの【空也】

7:餡の色
写真の通りで、赤っぽい【小ざさ】、赤みを押さえた色【空也】


さて食べ比べてみよう。先ず手で、二つに割ると、
8:皮
皮がぼろぼろと切れの悪い【小ざさ】、【空也】は餡と一緒にきれいに割れる


総合的な感想


味はどちらも甘さを抑えているが、餡の粒の大きさで味わいが違う。友達と一緒に味わったが、彼は“練りの細かい【空也】より、【小ざさ】の粒の大きい方が、餡の味が伝わって好き”だとのこと。

【小ざさ】の説明書きには、“砂糖の甘味をならす、‥丸みの味”とのこと。
妻は【空也】は“甘くないから2~3個食べられそう”とのことでした。
【小ざさ】の味は、素朴な、田舎風な甘さ、ほうじ茶に合う味わい

【空也】の味は、洗礼された甘さ,高級な苦みのある煎茶に合う味わいがある。僕は、吉祥寺の【小ざさ】が好き。事務所に近いし、いつでも手に入るのが良い。

他の最中の店が気になって、ネットを調べて行ったのが、【壺屋総本店】文京区本郷3丁目
寛永年間に開業、勝海舟の助言で、現在の壺屋があるそうだ。開業380年とのこと。
市民の味のわりには、一個170円。大きさは、他の二店と同じぐらいだ。

さて、甘さは、どうも妻と同意見で後に残る。小粒の小豆がしっかり残り、良い小豆を使っているのだろうか?
皮は小ざさのようにぼろぼろにはならないが、水飴の粘りがどうも好きになれない。

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