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勝海舟 村上元三 [私の読書]

『勝海舟』 村上元三著



勝麟太郎001.jpg坂本竜馬を司馬遼太郎“竜馬がゆく”を漫画を読むごとく楽しく読んだ。それからだろうか、読書に興味を覚えたのは。

司馬さんの本からは、勝海舟はほとんど描かれていないので、別の視点幕府側から知りたかった。この本から学ぶことは大きいと思う。


この本の後半からだが、坂本竜馬と西郷吉之助の思想に勝麟太郎の影響が大きかったことを知った。






勝麟太郎の師とする島田虎之助の言葉 “剣だけでなく、心を練り、胆を磨いて、天地一切の具象に負けぬ魂を作ること”


物語は多感な16歳から始まる。そして、6歳の頃の父の思い出、貧乏でどん底の生活、父小吉の悪童ぶり、そして父の愛情に支えられていた。

当時、学問するために必要な書物、手に入れるために高額な書物のために、生活はいつまでたっても、楽にならない。でも、生活を楽になるために学問を続けていたわけではないだろう。師からの教えを素直に、学ぶことを忘れない意志と日本の植民地にならないようにする気持ちが彼を支えたのだろうか。

将来の妻との出会いにも、浮き浮きする光景が描かれている。







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