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東日本大震災 瀬戸内寂聴の言葉 生きる [学ぶこと]

【瀬戸内寂聴の言葉】
 
朝日夕110330

瀬戸内寂聴氏が2021年〈令和3年〉11月9日に他界されて、過去の記事を見直した。



瀬戸内講和.jpg








私は「無常」を、この世のはかなさを示す言葉と考えず、「この世は常ならず」と自分流に判断してきた。この世では同じ状態は決して続かない。卒寿を迎えるまで生きた私の経験と実感がそれを私に植え付けた。私の「無常観」によれば、現在のこの世の地獄も、必ずどん底からの反動として、今に立ち上がり、希望の見える世の中に変わると信じて疑わないのである。



私たちはどんな不幸の中でも決して絶望してはならない。暗闇の空に希望の星を見出す力を人間は与えられてここまで生きてきた。

被災者の皆さんのご苦労…どうか緊張と不安を少しでもいたわり、控えめでつつましく日頃の美徳を解放して、わがままになって下さい。
難を逃れた私たちは日夜、夢の中までも、あなたたちのご苦労を分け持たせてほしいとか、切に願いつつ祈りつづけているのです。


『森岡正博さんの言葉』

私たちと生き続けていく命朝日夕1103
20110401103130_00001.jpg人生の途中で命を奪われた人たちは、決してこの世から消滅したわけでない。…
私たちの心の中に…
人生は一度限りであるから、どんな形で終わったにせよ、すべての人生は死によって全うされている。すべての亡くなった方の人生は聖なるものとして閉じた。そして彼らのいのちはこれからずっとこの世で私たちと共にいる。私たちは彼らに見守られて生きていくのである
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