【ひとり旅Ⅴ】パリ旅行 ル・コルビュジェ/ヴィラ・サヴォワ [60歳からのひとり旅]
「ル・コルビュジェ ヴィラ・サヴォワ」
40年ぶりだろうか?久しぶりのル・コルビュジェ設計の ヴィラ・サヴォワ
今日はわたしの65歳の誕生日 2015年2月7日、土曜日。
ヴィラ・サヴォワの見学に行くのを悩んだが、パリから近いので1時間の予定を計画。それが4時間の長い見学になった。開館のタイムスケジュールは朝10時から、敷地入口門のインターホンを20分前に押した。
最初の見学者は2人のスペイン人と私の3人だった。開館前なので外観を見学した。午前10時過ぎになり、玄関が開いた。入場料は7ユーロだった。
リビング(5.8m×15m 床150角タイル)で、ほとんどの時間をここで過ごした。
しばらくすると、多くの家族連れとカップルとか色んなタイプの人たちが見学に来た。
以前はこんなにきれいだったか?
引渡しをして、直ぐ雨漏りがした、雨漏りの対応をしなかったとか、
パリの郊外でこんなに開放的にして寒いとか、施主の評判は悪い。
40年前とは環境が変わった。
「建築家、走る 隈 研吾 著」を現在読んでいる。旅行中に読もうと思って買った。内容が建築家の苦労話が書かれていて、途中で疲れて辞めた。以下抜粋して記載。
モダニズム建築のリーダーであった建築家、ル・コルビュジェの代表作『サヴォア邸』について
コルはフランス正規の建築教育を受けておらず、スイスの山奥から来た山サルみたいな人。だからこそ、それまでの正統を批判できたし、新しい正統をつくることが出来た。
安藤忠雄さんも既存の建築教育は受けていません。代わりにボクサー出身の経歴を持っている変わり種です。つまり、世界的な建築家は、歴史と言うバックグランドを無視することが出来たわけです。
コルは、竣工し直ぐに雨漏りしたが対応無し、パリの郊外でこんなに開放的にして寒い等で施主から訴えられて裁判になった。彼は、商品としてどんな環境でも建てられる商品としてデザインしたのです。