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【ひとり旅Ⅶ】 旅は思い出つくり [60歳からのひとり旅]

【海外旅行はひとりに限る】

友人と一緒に海外旅行をしたり、施主を案内して海外を旅行もした。しかし、金銭感覚と趣味の相違、気づかいなど考えるとが、旅行はひとりに限る。

「旅の目的」をもつこと

旅をする以上、何のために旅をするのかという意識を持ちたい。何の目的・意識がなければ、何も見えないし、あー見たなという程度で、何が良かったとかの思い出・記憶が残らない。テーマを持って旅に出るのと出ないのとは、大きく違うだろう。

「素直な好奇心」をもつこと

見ようという目をもって旅をするのと、普段見えないものが見えてくる。風景の裏にあるもの見つけだすには、ただ素直な好奇心さえあればいいのだ。そんな気持ちで世界中を今も歩きつづける。(宮脇檀「建築家の眼」1988年より)

「旅には一冊の本を持っていこう」

観光ガイドブック以外の本とか、スケッチブックを持っていくと、何か新しい発見があるかもしれない。
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旅には観光の本以外、必ず一冊の本(旅の窓)とスケッチ道具を持って行く。


『私の旅のこころ』

「旅人は旅人。旅人しか見えないもの、出来ないことがある。」

友との旅は、お互い常に金の出費が気になる。結構海外に出ると100円、200円がシビヤーになる。つまりは一層けちになるようだ。外人との会話のときなども一人の方が対応しやすい。

ひとり旅には、やっぱり外国語が必要。文法通りでなくても、先ず英語が良い。
17歳のスイスの女性曰く、“スイスでも、仕事をするためには、英語が必要、私も勉強をしている”と言っていた。
私は、英語とイタリア語をほんの少しだけ話せる。スペイン、ポルトガルに行って、イタリア語で話しても、聞こうとしてくれる。でも、一般的に聞かれたのは英語で“英語が出来まか?”という。英語で話しても、帰ってくる言葉は、往々にして、母国語だ。僕はどうすれば、と思ったりする。

『旅の楽しみ方』

コミニケーション、話しかけるのは、相手が尋ねてくるのを待つのでなく、こちらからする

【ひとり旅Ⅶ】で経験したこと
「旅の楽しさは、人と知り合うこと」旅人だからこそ出来る事かもしれない。

外見だけでは、中国人か、韓国人か、或いは日本人か分からない。またスペイン人、イタリア人、フランス人、ドイツ人等は、アジアの人種については、日本人に対しては、特に印象が良い。

コミュニケーションを持つための例えで、「写真を撮って、あげること」

1)自転車で観光をしていたフランス人夫婦が、一人ずつ撮っていたので“折角の思いでだから一緒に撮って上げようか?”とイタリア語で言ったら、フランス語で返ってきた。そして、幾つかのアングルを撮ってあげた。
2)スペイン人の恋人同士の時も一緒のところを撮ってあげた。
こんなことが、何度かあった。人生の二度とないチャンス、思い出だ。ついでに、私も、お願いをした。

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ギラマンイスの広場


「歴史を教えてもらう」

台湾の二人の男子学生が、バルセロナのレイ広場でここの歴史について話をしていた。
尋ねて英語で教えてもらった。代わりに広場のことを話、スケッチを見せたりの一時だった。彼等とは三度会った。その都度、声を掛けあい写真を撮ったりとってもらったりした。

「その時を愉しむ、声かけ」

1)フランス人の専門カメラマン‥カメラを撮っていて、何処からといって、良い場所があると言って、スケッチを見せた。知っていると言われ、反対に彼から情報をもらった。朝6時から夜9時までずっと歩き通しで、写真を撮っている、写真のプロだと言っていた。フランス人は英語が出来ないとか言ったら、ロシア語が出来ると言われ、披露してくれた。
2)ポルトガル人が、ポルト大学構内の喫茶室でコーヒーを飲んでいた。話しかけたら、ポルトの見学する建物のこととか、橋の技術者の事を説明してくれたが、ちんぷんかんぷんだった。
3)イタリア人の女性グループとの出会い、ナポリ大学で中国語を勉強している女子が、僕の事を中国人だと言ったから、“僕は日本人だよ”と言って、イタリア語で会話した。
4)フィンランドの女系二人組‥
182cm、自転車に乗って広場を見学していた。どうしても目立つ。スタイルは良いし、美人とくれば、周辺の注目をひく。近づいて、“大きいね190cm?”と尋ね、写真を撮らせてと言って撮った。一緒にといわれたが、タイミングが悪く、周辺にはだれもいなかった。

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バルセローナで声掛けをして、写真を撮った。

5)ポルトの市場で、魚料理を食べるのに、店主にサインして、待つように言われ、30分後ぐらいに、大きな声で私の名前“ゲンジ”と言われた。帰り際、店主の名前を尋ねて、大きなお腹をしている彼に、“元気で体に気を付けて”と、お腹をさすり、握手して別れた。隣の人が笑っていた。

6)RCRアーキテクツの作品を見学しているとき、2人の学生がいた。同じ作家の作品を紹介してもらった。

日本人は、一般的に話したがらない。日本のガイドブックを持っているから、日本人を確認。情報交換のつもりで話しかけても知らんぷりされたことが度々あった。

「情報収集のため」

1)バルセロナからポルト行きの飛行機がタクシーのストライキで、出発がいつになるか分からない。隣の座席の彼女に話しかけて、しばらく一緒に行動した。3人の日本人グループと台湾の人が、私に尋ねられたり、頼りにされたりの時が流れた。情報のために、イタリアン人グループとも知り会った。

2)このストライキため、税関に凄い列が出来た。出発の時間が迫る。まだ1時間かかりそうだと思った。
前のポルトガル女性のチケットを覗いたら、彼女の行先の飛行機の出発時間はあった。私のチケットを見せて、前に行きたいとか言ったら、彼女は親切な人だった。“先に生きなさい”、またその前の人にも大きな声で指図、やっと時間に間に合った。



世の中の仕組みが、風景が変わった

1)写真を撮るときは、スティック状の伸縮性の棒の先にカメラを付けて、みんな最高の笑顔、失礼だが異様な感じ、ひとりでポーズを作っている。ほとんどが中国人だ。

2)郵便ポストが少なくなった。
絵葉書を送りたくて、ポストがどこにあるか探した。やっと絵葉書を売っている人に聞いてはじめてわかった、本当に少なくなった。日本の電話ボックスと同様だ。

「今回の旅の出来事、相手から」

1)スケッチをしていた時、ドイツ人から写真を撮っても良いですか?
そして、専門のカメラマンが、ウエディングドレスの写真を撮っていた。スケッチをしている僕を入れて撮っているのが良く分かった。別れ際に、カメラマン女性が僕に、にこっとしたから。

2)ピカソ美術館で、ピカソのスケッチをスケッチした。みんな僕をよく見た。スケッチしているとみんな覗き込んでくる。親子が、後ろで僕のスケッチを説明して居たりと色々経験、体験をした。

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風景の表現する線が、太いものか、細いものか、無いものか、分からなかった。30日ギラマンイスのポザーダで、壁にかかった絵を見て、翌日から筆にした。これも新しい出来事だ。
ポルト081.jpg
今回の旅のスケッチは、描写を太くしてみた
追記 
旅行とテロ
テロがあったのは、2017年8月18日、私がバルセロナを出発したのが8月4日。2週間早く、帰国。 テロに合わなくて良かったです。テロのあった直ぐ近くのホテルを利用していた。テロに出会うことは、いつ、どこで出会うか分からない。バルセロナでも、日本の東京でも同じことだ。
バルセロナテロ地図1.jpg

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