【ひとり旅Ⅶ】 バルセロナ 二分された街区 と建築見学 [60歳からのひとり旅]
バルセロナは、毎回新しいことが見えるので楽しい
バルセロナでゴシック地区が一番楽しいことが見つかる。今回は城壁の範囲と旧市街地の構成のようなことを見ること。歴史については「バルセローナ/著者神吉敬三」
ゴシック地区の門は堅固な構えを見せる。
夏なので、陽射しが強くて日影で休む人が目立つ。今回は小さな広場を見付けたりして、新しい出来事が多い。
ゴシック地区は、ラス・ランブラス通りを挟んで二分されている。
緑部分がラス・ランブラス通り
東側が歴史、観光地、西側は一歩、中に入ると住居系が多く広がっている。西側の生活レベルは、少し低そうだ。つまり、生活用品、水、ミルク、果物などの生活品は、西側の地区で購入する方がよさそうだ。でも、1日、2日の事ならどうでも良いが街が見えてくると、倹約したくなるようだ。
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「バルセロナの建築見学」
RCRの2作品とガウディのコロンの教会とミースの建築を見学した。
これらの建築の場所に行くのに、徒歩、電車の利用と一日を使った。そして、世界のシティ・ガイドCITIX60“Barcelona”(PIE BOOKS)で見つけたポンぺウ・ファブラ大学。
「サン・アント二―ジョアン・オリバー図書館」
2005年のコンペ優勝、コンペ時は事務棟を高齢者センターと図書館に変更を提案。
後方に公園がある。色んな人種の人達が子供を連れて遊んでいた。
1階の受付け、雑誌、新聞コーナーは高齢者が多かった。上階の図書館は若者と高齢者が一緒に利用していた。結構多くの人が利用する建物と感じられた。
ここを見学していたスペイン人の学生に、同じ設計者の作品を教えてもらった。
ヨーロッパ広場にあるオリンパスのビルともう一か所あったのだが、分からなかった。
1階はピロティ、通り抜けると玄関があり、その先には公園がある。
多くの人種の違う家族が一緒に遊んでいた。自然を感じる。
中庭でなく、砂場、遊具のある公園
階段状の図書ホール、色んなイベントを想定
階段のデザイン
RCR「オリンパス ビル」
外部でたばこを吸っていた彼らに話を聞いた。室内ではたばこを吸えない。オリンパス本社と系列会社1社が利用している。1階の一部と地下1階は空室だそうだ。オリンパスは、私のソニーのカメラを見て、カメラよりも医療機器で頑張っている…。玄関エントランスの床がスティールで、ガタがきている。
玄関ホールが暗くて、デザイン的な納まりは美しくない。
彼ら二人とちょっと話を聞いた。
サッシガラスには、巾木が無い。色んなところの金属板が錆びたままになっているのが気になった。オリンパスが入館している建物も同様の状態。材料の使い方が違うのだと思った。本当にいいのだろうか?
「ポンぺウ・ファブラ大学」
設計者は知らない。学生食堂で食事、安くて美味しかった。腹いっぱい食べても12ユールだった。
「バルセロナ・パビリオン記念館設計ミース・ファン・デル・ローエ」
もう、安心して見学できました。ミースさんありがとう。
派手な服装をした中国の先生が学生グループを引率して説明していた。何処に行っても、中国人は多い。光スペース(夜でないと)があることが、実測で分かった。
実測していた僕に、日本人ですか?と聞かれ、少し話して写真を撮ってもらった。
「コロニア・グエイの地下教会 設計アント二・ガウディ・イ・コルネット」
完成すればこの教会の方が、サクラダファミリアより、ガウディの気持ちが入っている。
42年前か、知人に誘われて車で来て、一緒に見学した、バルセローナの郊外にある未完成の教会。当時は周囲は草が生えて、荒れ果てていた。今はきれいに整備されていた。昔からある松の木は大きくなり目立つ。見学していたのは、3組だけでゆっくりと、見学できた。帰りに、道案内してくれた人が働いているレストランで食事をして、駅まで歩いて10分ぐらいだったか、電車でバルセロナに帰った。
人体の骨、花の茎を思わせる。
構造が大変だろうと思った。
動物の口か連続する花びらを思わせる。
グエル公園案内図
カメレオンだろうか、みんなこのアングルの写真が好き