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新国立競技場 女性建築家ザハ・ハディド [建物と街散歩]

『新国立競技場』

私と同年代の建築家 ザハ・ハディド www.zaha-hadid.com/(1950年生)
が、新国立競技場の設計することが決まった。コンペだけでなく、実施することになった。
7年後のオリンピックに向けて、実施する。

彼女は建築家からでなく、工業デザイナーから現在の地位を築いた。

ある時、急に曲線を使った建築へと変身。
イタリアの工業デザイナーのルイジ・コラーニwww6.vis.ne.jp/~ayano/gt04.html のデザインに似ている。


今日、日経新聞の記事を見てびっくり。
槇文彦さんが、新国立競技場の設計の見直しを提唱した。

この建物の審査員長だった安藤忠雄氏を否定する形で立ちあがったわけだ。
2新国立競技場.jpg
















どうなるだろうか?
安藤忠雄が、瓦の街並みにコンクリートの打放しの“住吉の長屋”を建て、それが絶賛、1979年 (昭和54年)、日本建築学会賞を受賞た。この頃から建築の変化のみを求め、方向性を見失ったと思う。
それを考えると、建築デザインの回答はない。

60歳を過ぎた私には、いつ壊れても不思議ではない建物が多い。妹島さんにして、伊東さんにしても大学で学んだことを否定したものが世界的建築と絶賛されている。ただ美のみの追及でいいのだろうか?伊東さんの商業ビルはお客が入っていない、なんて思ったり…。
日本の建築は、恒久的な存在よりも変化、移り変わる存在の建築を考えているのだから、ま、しょうがないか?


新国立競技場のコンペの審査委員長に世界的な建築家、大衆受けする演説のできる安藤忠雄の方を選んだ時点で決まちゃった。真の世界的建築家の槇文彦の演説では、難しくて、分かりにくいか。
といって、東京体育館の設計デザインが良いとは言えないし。体育館のデザインって、結構難しい。丹下さんは都庁のデザインは今一だが、教会、体育館などのホールは上手い。丹下さんもいないし、上手い人が居ないから、この際、地盤も悪いのだから、全部埋めちゃえば良いのにね。

大野さん、ここで槇さんに頼まなくても、槇さんも85歳になるから、身体の健康を気づかってください。大衆に呼びかけて、見直しを考えた方が良いですよ。なんて考えている昨今です。

調査に1年、実施に3年、工事に3年。設計は日建設計が手伝うとか。論議している暇もないのでは。
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