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カテリーナの旅支度 内田洋子 [私の読書]

『カテリーナの旅支度』 201310.10 著者 内田洋子

表題作の追想「カテリーナの旅支度」では、内田さんの優しさを特に感じた。
エッセイスト、内田洋子さんは、私にとってはじめての女性作家〈1959年生れ)、友達が住んでいる神戸生まれ。現在2023年もイタリア在中のようだ。2人目は高田 郁(たかだ かおる 宝塚市出身1959年生)、同じ兵庫県、同年齢の作家。

この本との出会いは、代官山の蔦屋、多くの旅行本の中から、表紙とタイトルに魅かれて、手に取った文庫本。イタリアでの生活とイタリア人をうまく表現している楽しい本だ。
内田さんはイタリアの色んな街に住んでいる。今住んでいるのはミラノ近郊だろうか?彼女自身を控えめに、他人に対してこころを広く持ち、様々なイタリア人と上手く、楽しく付き合ったいる生活がうかがえる。

本の中の「二十の追想」では、サルデーニャ島での生活から始まる。まだ行ったことがないサルデーニャ、10年前にローマで観光しているときに入った店のオーナーが、サルデーニャ生まれ、気さくでやさしい素朴な人だ。一度は行ってみたいなーと思った。


私のことになるがミラノは、ペルージャの次に住んだ街。インテリアデザイナーを志すイタリア人とアパート借り、1年間住んだ。ミラノの第一印象は、本当におしゃれな人達が住む街、そして、霧が深くて、寒い街。その後、フィレンツェに移り住んだ。フィレンツェが陽なら、ミラノは、陰の街だ。
この本を読み、またイタリアで生活をしたくなった。

年齢を重ねると、人との付き合いの間口が狭くなる。私は妻とは違い、寂しがり屋、つい友人に電話をしてしまう性格だ。浦辺設計でお世話になった人が67歳で亡くなったことを聞いた。
【この本から学んだこと】

人との出会いは、内田さんのように大切にしたいものだと思うし、そうしたい。

60歳過ぎてからの出会いは、一層、人生を心豊かに生きていく方法なんだなー。



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