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68歳になってからの試験勉強 [学ぶこと]

「一級建築施工管理技士」


2018年2月2日に実施試験の申込をした。受験料9400円。 そして、9月に日建学院で4日間の講習会(35000円)に出席。

昨日、2018年10月14日 「一級建築施工管理技士」検定 試験を受けた。

参考書も合わせると、5万円近い出費は、けっこう大変ではあったが、一生勉強と思ったので、まあしょうがない。今思えば、一日一日が、充実していたような気がする。
2年前からのN・Fでの監理の仕事と鹿島建設での施工管理の仕事が刺激になって、勉強を始めたのがきっかけだ。何をしても無駄は無いかな。

◆相違

一級建築士と一級建築施工管理技士の違い


違いは、まず試験内容は、一級建築士の方が難しい。
私が一級建築士を受験、合格したのは昭和54年だから、もう40年も前になる。
その頃さえ、僕にとっては難しかったが、今は更に、大変に難しいとのこと。頭のいい友人が、“奥さんの受験を見て、予備校の講習を受けないと受からない”とも、友人は言っていた。

どちらも国家試験、そしてどちらも一次と二次がある。一次に合格した人が、二次に進み合格した人が、合格者となる。毎年の受験者数 、どちらも30000人程度。合格者は29年度を比較すると一級建築士は12%、施工管理技士は、18%ぐらい。

次に、仕事内容が違う。【監理】と【管理】の違いがある。

「一級建築施工管理技士」の仕事は、建築工事現場で工事の指揮・監督。
そのために工程管理、安全管理、品質管理の作成など全体の仕事の流れと仕様を知っておく必要がある。
設計通りに工事が行われているかを施工する側の立場で管理する仕事。

「一級建築士」は、建築の設計・監理者として建物の設計からはじまり、工事段階では、設計図通り工事が行われるように、設計監理をする。図面内容を施主と相談しながら、改善、変更、改良することもある。それが、監理と管理の違い。
つまり、「建物の見方、工事の見方」が違う。


◆不足


日本は、建設する建物はある。一方、現場での事故が最近多発している。つまり、現在、工事を管理をする人が不足。現場を見る、管理する一級建築施工管理技士。
一級建築士が工事管理をする能力が無いことは、施工請負業者は知っている。職業求人欄を見ればよく分かる。3流の一級建築士は、安く使われ無駄な作業ばかりやらさせれ、責任ばかりが追いかぶさっているのが、現状だろう。となると自分は‥、さておき‥。

絵を描く、一級建築士はたくさんいる、だから、かなり優秀(個性のある建築家、想像性、デザイン性の優れた建築家)な建築家でないと、満足した設計、自分の個性を生かせたデザインは出来ないのが現状だと思う。

ということで、私は受験した、と言うことではない。
鹿島で管理をしてみて余りにも、知らないことが多くて、勉強をしたくなったわけ。68歳になって、合格したからどうだと、言うことはないが、建築の視野が広がるだろう。

◆当日の試験のようす


受験写真.jpg


受験場所は、江古田の武蔵大学、試験は13時~16時まで。

受験当日、江古田には10時頃に行った。初めての江古田、駅前の道路も狭く、ウロウロしながら大学を探す。
そして、武蔵大学を見つけて、受験会場、受験番号の受験教室は3号棟、一番古い建物のようだ。日大を考えると狭い教室、40人程度、小学校の教室を思わせる雰囲気。
壁時計があることを確認。これで、腕時計を買うのを止めた。

まだ、2時間以上あるので喫茶店に行って勉強するかと思い、喫茶店を探した。日芸もある江古田だが、思った以上に田舎。大学の反対側北口に行ってもない。

南口の方が広いのだろうか、駅前近くに、40人ほど収容のタリーズに行った。
受験生でいっぱい。やっと席を見つけたほど混んでいる。そして、12時前に大学に行く。教室には、12時から入室できた。
指定の席に座った。


試験021.jpg


この部屋の受験者は、35人ぐらいだろうか?女性が一人いた。
15分前に説明。そして、1時から3時間の午後4時まで試験。

1時間30分で退出する人、4人が退出。
私は途中で、目が疲れて二度ばかりボーとしていた。最後まで教室にいた。そして、終わった。

◆感想


昨年は16000人、合格圏は、60点とのこと。日建学院の講習会のテストを受けていたのが良かった。勘違いしていなければ、大丈夫かなと思うが、合格者は全体の10%のようだから、60歳以上が歳が歳だからどうなるやら。

試験日(6).jpg

武蔵大学の正門近く、受験後の風景、平均年齢は40~50歳だろうか。
前の席の人は、娘より一つ上の男性、斜め前は40歳過ぎの女性。

全体的の平均年齢は、40歳から50歳かな、受験の教室には、一人か二人の女性。
全体の10パンセントが女性と思った。

60歳過ぎの人は、本当にぽろぽろ。全体の10%いれば良い方。
受験カードを見せたら、前の男性が、僕の歳を見て何故か笑っていた。
さて、合格するかな~。 来年の2月が楽しみだ。
サー仕事をしなければ。午前7時40分になった。

◆結果

2019年2月4日通知が来た。Bランクの50点台との事でだめだった。 翌年の2級は受かった。2020年1級を再度挑戦、と思った。階段から転んで入院。でも勉強は大切だ。
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