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書籍【日日是好日】の中から言葉さがし [私の読書]

【日日是好日】 著者/森下典子


余り女性作家の本は読まない。しかし、女優の樹木希林の最後の映画、見に行こうと思ったが、なかなか心の余裕がない‥。映画館が遠のいていく。それで、先ずは本から入ることにし、今日読み終わった。

何でも建築に置きかえてしまうわけだが、以下の言葉が気になり、ここに抜粋した。

お茶はね、まず『形』なのよ。(でも、『心』の入っていないカラッポの『形』を作るなんて、ただの形式主義‥‥創造性のカケラもないじゃないの)

建物の『こころ』とは何か?

『住宅の設計』は、事務所ビルの設計と集合住宅設計とは違う。


『形』をつくる、つまり“場所、法的条件、施主の要望”までは、ある意味同じことかもしれない。しかし、住宅はその後が違う。ラジオとかテレビのコマーシャルでは表現できない、何故なら建物に入る人/施主は、一人一人違う。


武蔵野市境に住宅を設計して、現在設計監理をしている。『かたち』は出来た。そして、二人の子ども、両親と4人暮らしのディテール、『こころ』を入れて設計した。そして、更なる『こころ』を入れるために設計監理をしている。と思っているわけだが‥



なかなか、設計図通りに行かない。扉枠を見付けを21から25に変更したり、庇の出を変更、工事の段階の変更したり、また、設計図に表現できないこともある。
そして、施主の要望、私からのお願いなどもあるので、でも、目的は施主の喜ばれる住まいをつくること。

現在、左官の伊藤さんが、外壁のモルタルを塗り、内部は64歳の大工の斉藤さんがコツコツと丁寧に仕事をしている。明日から、新しく2人の大工さんが入り、2階の野縁の作業に入り、急に慌ただしくなる。

旅7観光ポルト飛行場01.jpg






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