はじめての女性作家 高田郁 [私の読書]
【女性作家 高田郁】
はじめて女性作家の単行本を読んだ。
宝塚市の生れ、中央大学法学部卒。漫画原作者としてデビュー。
高田郁さんが漫画家から時代小説家に転身するきっかけとなった山本周五郎の「なんの花か薫る」を読みました20231210。残酷物語、女性の純真さ、どんてん返し、“なんの花”は、卯の花。この白い花は古風な女性を思わせるそうです。NHKの連続「銀二貫」と「みをつくし料理帖」を見てから、作家の本を読んだ。
「みをつくし料理帖」シリーズ と「あきない世傳 金と銀」シリーズ、11巻。
男性作家と違った細かい表現、描写、言葉使いとあまり気にしていなかった、季節、月日、時の流れなど。
全く無駄な言葉と描写が無いと思う。地方の言葉、特に関西弁は物語の情景を広げる、想像させる。
かなりの愛読者はいるだろう。
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10月16日全国一切公開「みをつくし料理帖」は、下がり気味の両の眉の澪が松本穂香、又次の役が、中村獅童(竹内結衣と結婚し、3年で離婚)。
やっぱり NHKの土曜時代ドラマの配役 澪役を黒木華 又次役を森山未來が好きだ。
「あきない世傳 金と銀 11」
相も変わらず、読者をひきつける文体、愉しく読ませて頂きました。姉妹の心の動揺、描写には納得することもあり、ドキドキしながら読みました。
そして、音羽屋忠兵衛と結がまた商売に絡んでくるのではと、ドキドキしました。
「買うての幸い」「売っての幸せ」が、大きく育って、それが実を結びそうな形で終わってよかった。気持ちよく読み終わった。