60歳からひとり旅の愉しみ

　

【ひとり旅の愉しみ】

旅は環境を一瞬に変えることができる。佐伯泰英氏の言葉だと“心の洗濯”。心の洗濯のために、年に1度だけ、海外にひとり旅をする。歳とるとその気持ちがだんだん高揚してくる。年齢の焦りからだろうか？

何となく迎えた60歳。今までも、時間があればひとり旅をしていた。だが、何を思いついたのか「60歳から一年に一度の誕生日」の贈り物に‘「ひとり旅」をはじめた（当然妻の理解があってできること、Grazie.）。70歳から先の人生は全く考えられなかった。

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60歳代の年相応の見聞

残念ながら、金銭と時/余裕は合致しない。経済的に心配なく（そんなときはないが）旅行できる時は、忙しくて時間がない。時間があって、つまり暇のとき、旅行に行きたいなーと思うときはお金がない。ただ、現実は一年一年歳とっていく。自然・文化・歴史とか美についてを思考する感受性は、年齢とともに衰える。そんなことを考えると今の60歳代には、40、50歳代にない生き方の経験・知識がある。厚かましさ、恥をかくことで外国語をしゃべり、しっかり歩き回り生活・文化を見聞しながらの「ひとり旅」をしよう。

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