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【ひとり旅Ⅷ】最後のマドリード [60歳からのひとり旅]

【ひとり旅Ⅷ】最後のマドリード」
ひとり旅の愉しさ

最初の一日と最後の3日間

「マドリードの見学は美術館とスケッチ」

2018年5月30日~6月14日の中、一番長いマドリード滞在は、最初一日と帰国前の3日間、合計4日間。マドリードを拠点にして、11日はトレド、そして、12日はアビラの旅。

スペインソル広場にある.jpg

クマとイチゴノキの像は、13世紀以降、街の紋章


「マヨール広場での出来事」6月12日
広場は人工地盤、広場の下は駐車場。


広場にいると開放的になり、知らない人でも気軽に声をかけてしまうようだ。私は広場でスケッチしていた。私の近くで、折畳式の椅子に座ってスケッチをしていた人がいた。彼の絵を見ると、建築を知っている人が描くスケッチだった。彼が“私に、“何処から”と声を掛けてきた。“日本から”と答えると“僕は何人に見えるか?”と尋ねるので、“ペルーの人?”と言ったら、どうして‥。そして、同じ建築デザインの仕事をしているもの同志、スケッチを見せ合い、ひと時の会話。このようにたわいもない会話から、旅行が一層楽しくなる。そういう魅力が広場にある。
マドリードマヨール広場1jpg.jpg


「最後の日のマドリード」

市内観光はともかく、今回も同様に“マヨール広場”と“美術館”。そして、行きつけのバールでの出会い。

マドリードでは、3年前に見付けた行きつけのバールが2軒ある。一軒のバール(ヘルツォーク&ド・ムーロン設計のCaixa Forumに隣接する)には、5回行った。今回は、ここのおやじさんとあいさつ程度に言葉を交わして、マヨール広場が良く見える椅子に座り、時を過ごすした。もう一軒のバールは、マヨール広場の近くにある。ここでは、ペルーのバイトの女の子と話を楽しんだ。そして、美術館は、ティッセン・ボルネミッサコレクション美術館には、3回とプラド美術館1回だけ入館。

「プラド美術館」

帰国当日、広場スケッチ、行きつけのバールで朝食後、プラド美術館に行った。午前10時から11時30分の1時間30分だけだった。とにかく広いので、歩き回るだけで40分かかってしまった。宗教画はどうも好きになれない。しかし、今回はここでしか感じられない鑑賞、今までとちょっと違うことが一つある。アンダルシア地方の空の美しさを心から美しい、絵画の通りだと思った。感慨深いものを感じたのも初めての経験だ。

そして、残りの30分は、知らない女性とのコミュニケーション。広いエントランスホールで休んでいると隣に美しい50歳代の女性が同じ大きなソファーに座っていた。誰かを待っているようだ。私達の前に10~20人の高校生のグループ、色んな言葉が聞こえてくる。英語、スペイン語、などなど。そして、隣の女性に、英語で”彼らはどこの国の学生でしょうか?”と尋ねた。彼女曰く“イギリス?”、それで、僕も分からないので、直接、若い学生の男性に聞いたら“アメリカ人”と言われた。そして、彼女に、“人種は分からないですね~”といって、お互いに笑った。“僕は日本人ですが、東洋人を見ても中国人か日本人か分かりません‥”など話した。そして、彼女に何処の人かと尋ねたら“デンマーク人”だと言われた。“僕の好きなパン屋のアンデルセンを知っていますか?‥姉妹店の日本のアンデルセンが好きです。”など話していると彼女の友人が来られ、お互い挨拶をして別れた。もう一つの好きな美術館に行った。

「ティッセン・ボルネミッサ美術館」

この美術館は好きで、行けば2~3時間は居る。今回は新しい画家を見つけた。キース・バン・ドンゲンの「Portrait of a woman with Cigarette」だ。煙草をくわえた、ピンク入りの唇には、非常な色っぽさが感じられて、何度もスケッチをした。

女性とたばこ.jpg
モディリア二の作品が好きだ。


美術館スケッチ4.jpg
ロートレックの男性


美術館3スケッチ.jpg
イヴェート・ギルベール/世紀末の歌手、ロートレックの作品は、最高に好きだ

コマ美術館8.jpg

絵の説明を聞いていた女性をスケッチした、全てが絵になる光景


マドリード美術館1.jpg


絵画1.jpg
実測しました、線の太さ15、額520角

そして、もう一軒の行きつけの喫茶店に行き、ミルク入りのコーヒー1.8ユーロを払って、別れた。5月31日の一回目の時、10日前は自動ドアの故障していた。“今は上手く動いているようですね?”と言って、お互い笑いながら別れた。ホテルに戻り重い旅行カバンを持って、バス停に急いだ。15時のバスで飛行場に行った。これが最後のスペイン旅行だ。

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【ひとり旅Ⅷ】セビリア [60歳からのひとり旅]

【ひとり旅Ⅷ】 セビリア
6月1日~6月4日までの3泊4日間

マドリードのホテルを午前6時20分にチェックアウト、駅には7時前に着いた。前もって切符を買っていたので安心。乗車前の警察の荷物検査(列車テロ対策のため)が厳しいため、発車30前に改札口に行った。電車は放送もなく、時刻通り8時に出発。乗客は少なく、快適な乗り心地だ。
車窓から見るアンダルシアの空は広く、美しい。

コマ1.jpg
アンダルシア女性(強さ、たくましさ、しなやかさ)の雰囲気の子。

AVEは時刻通り、フラメンコ本場、セルビア10時32分到着。凄くりっぱな駅にビックリ セビリアの駅01.jpgセビリアの駅02.jpg
予約したホテルはマヨール広場のある歴史的保存地区。そこまでは市内バスで行く。チェックインが14時30分には時間あり、荷物を預けて散策に出かけた。
マヨール広場04.jpg
最初に偶然見つけたのがこの建物(2011年完成/メトロポール パラソル、木造建築巨大なキノコ型)、旧市街地に?、セビリアの人の気質、意気込みなのだろうか?日本の新国立競技場のコンペを思い出した https://musashinosekkei3.blog.ss-blog.jp/2013-02-06
午後2時にホテルに戻り、チェックイン、荷物整理いつも通りに室内実測した。
セビリアベット01.jpg
『セビリア見学』
アンダル州の州都、セビリアは平野の大地、シエラ・ネバダ山脈から大西洋に流れるグアダルキビル川沿いにある、河口からわずか80kmしか離れていない。そのような良い環境にあり、港湾都市として農作物や工業製品などが盛んに輸出されて栄えた。歴史保存地区はイスラム文化の9世紀頃の迷宮都市(サンタ・クルス街区、1000m×700m)として形成され、そして12世紀頃には右地図の街区(迷宮都市とグリッド状の形状との混在)、旧市街地(1500m×1900m)までに広がった。それが左の地図を見ていると理解できる。セビリアは、イスラム文化の迷宮都市、スペイン広場、フラメンコ、オペラ「セビリアの理髪師」の舞台でも知られている。
セビリアの地図比較コピー.png セビリア12世紀のコピー.png  
ネットの地図/ スペイン語国の都市景観より/布野修司
朝5時頃起きて、ホテルを日の出前に出て、散策

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【ひとり旅Ⅷ】コルドバ [60歳からのひとり旅]

【ひとり旅Ⅷ】コルドバ
6月7日~10日までの3泊4日間


グラナダから、午前8時頃の高速バス、コルドバに11時30分に着。そして、市内バスで、中心地にあるホテルの近くまで行き、そして尋ねがら12時30分頃やっとホテルに着いた。チェックインが、14時30分と言うことで、荷物を預けて市内見学。街の中は、観光客ですごい賑わいだ。とにかく中国人の観光客のグループが多い。14時頃ホテルに戻り、部屋を案内されたが余りにひどく、どうにか近場のホテルが見つかり移動した。気持ちを入れ替えて市内見学に行った。40ユーロが50ユーロ、部屋も広いし、浴槽もあるし良かった。

「コルドバの見学」

コルドバは、ローマの橋、メスキータ、馬の調教と一般公開ショ―、ユダヤ街区の花祭り、特に馬の見学と色んな国との人との出会いは特に愉しいかった。
コマかわいい馬9.jpg
調教場で出会ったアンダルシアン馬


コルドバ001.jpgコルドバ6のコピー.png  

               TCIの地図/ スペイン語国の都市景観より/布野修司
                                  
コルドバの旧市街地はグアダルキビール川に接している。この川はセビリアとも繋がり、大西洋に流れている。名前通りに大きな川、偉大な川だ。つまり、川は世界の文化の橋渡しをする。上の右の地図を見るように、建設時期は東地区(900m×1300m)と西地区(700m×1300m)と時代の異なることが分かる。東地区は中心を持たない、街路は迷路状に広がるイスラム文化の特有の迷宮都市。一方西地区は、迷宮都市的な雰囲気はあるが、中央のジョセ・アントニオ広場を中心に古代ローマのカルド・マクシムス形式の都市づくりが見られる。この西地区の川沿いにあるメスキータの周辺には、ユダヤ街区があり、毎年5月、6月には、住戸の中庭、壁を飾る花まつりが開かれる、今回の旅でそれを愉しめた。そして、コルドバの親切なお店の人達に出会えて、ゆっくり買い物もできた。

花の中庭勝.jpg
この中庭が昨年の優秀賞を受賞した中庭。


ロシアの女性にとってもらった.jpg
ロシア人の女性に写真を撮ってもらった。数分の会話だが、ロシア語はイタリア語に少し近いとのことで、お互い片言のイタリア語で会話をした思い出かな‥美しい人だった。
コルドバ7.jpg
ユダヤ人街区
そして、メスキータの先にあるローマ橋を見たとき、これぞローマ帝国の橋の技術だと思った。あの力強さと流線形(水の流れを考えたデザイン)はローマにあるサンタンジェロ城の前の橋を思い出した。アンダルシアの重要都市コルドバはイスラムとキリスト教国との支配を受けながら繫栄を遂げた都市だが、もともとはローマ帝国の植民地だということが想像できる。メスキータやユダヤ人街を含む「コルドバ歴史地区」は世界遺産に登録されている。

スケッチ1.jpg

コルドバ4.jpg
川の反対側から見る、ミナレット、そしてローマ橋は美しい

コルドバスケッチ5.jpg

旧市街地をくまなく歩き、愉しい場所、これはと思う場所を探し、やっと、見付けました。それが、馬とフラメンコのショー。


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【ひとり旅Ⅷ】グラナダ [60歳からのひとり旅]

【ひとり旅Ⅷ】グラナダ
 
3日~7日までの3泊4日間

グラナダは、標高3,478mのシエラ・ネバダ山脈の麓にある。それだけで、雪溶けの豊富な水をイメージできる。東の高い台地に立つアルハンブラ宮殿、そして宮殿を囲むようにL字型に、旧市街地(1500m×1500m)がある。グラナダらしい街区は、ダ- ロ川を挟んだ西側の低い台地の上に立つ、かつてのアラブ人地区(800m×500m)/アルバイシン地区だろう。今も過去の城壁が残っている。

グラナダ地図1.jpg
グラナダの地図

<アルハンブラ宮殿>

グラナダと言うと、アルハンブラ宮殿。ローマ時代にすでにあった砦に、アルハンブラ宮殿は城壁都市(200m×800m)として、グラナダ王国のナスル朝時代、1200年代からイスラム教徒の王の手によって建設された。アルハンブラとは『アラブ語で赤い城』という意味。ネバダ山脈の麓にあり、宮殿の中庭には池、噴水と豊富に水を使った彫刻、造形が見られる。
グラナダ外観1.jpg

盛り上がった台地に築かれたアルハンブラ宮殿

サン・ニコラス教会の展望台から望むアルハンブラ宮殿

グラナダ1.jpg
サン・ニコラス教会の展望台から望む

<ヘネラリーフェ離宮>

今回の旅は、宮殿よりアルハンブラを見渡せるヘネラリーフェ(14世紀に建てられた王家の夏の離宮)、「水の宮殿」の方が興味があった。イスラームの天国をイメージしたとされる庭に咲くバラが美しい。虫が付きやすいバラの手入れを男性6人で作業をしていた。
バラの芽を切ったりしている人が、リーダーだろうと思い、妻の作ったバラを見せたりした。しかし専門の事、私は何を言っているか、理解できなかった。

へネ薔薇の管理6人で大変.jpg
薔薇の管理6人で大変


今回ヘネラリフェ.jpg
ヘネラリフェの中庭


美しいへネ.jpg


そして、アルハンブラ宮殿を見学した。

アルハンブラ地図です.jpg
アルハンブラ宮殿の案内図


美しい獅子のパティオ1.jpg
ライオンの中庭

美しいパティオ2.jpg
12頭のライオンの彫刻



アルハンブラ1.jpg


実測中庭アルハンブラ2.jpg
パティオ(メスアールの中庭)を実測したり、スケッチをしたり、2時間は早かった。



実測の中庭アルハンブラ.jpg
中庭の実測


他懐かしいますこのパティオ1.jpg
アラヤネス中庭


久しいパティオ源次.jpg

アラヤネスの中庭、世界遺産になる前は、この通路を通れたのだが

見晴らしから源次.jpg



グラナダスケッチ3.jpg
サン・ニコラス教会の展望台から望むアルハンブラ宮殿


グラナダスケッチ5.jpg


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【ひとり旅Ⅷ】マドリードとアンダルシアの旅 [60歳からのひとり旅]

【ひとり旅Ⅷ】マドリッドとセビリア、グラナダ、コルドバ
8回目の《60歳からのひとり旅》も後半に入った。

最後のスペイン旅行。バルセローナのおばちゃんたちに会いたいとは思うが‥。
ひとり旅7バルセ一コマ1.jpg

今回の旅は、アンダルシア地方を中心に電車とバスの旅。最初に行ったのは45年前、あのかわいいコルドバの女の子もおばあさんになっているだろう。時の流れは速い。4階建てのビルが竣工し、木造住宅確認申請の合間の旅、仕事があっての旅行ではあるが、とにかく倹約したひとり旅。

『60歳からのひとり旅Ⅷ』
2018.5月30日~6月14日 16日間の旅

            航空券+電車運賃     120,000円
            宿泊費           130,000円
            その他 食事など      60,000円  合計31万円

<航空券はHISで手配>

いつも通りに、ネットで大まかに飛行便を調べて、HIS新宿店に行った。ターキッシュ航空、イスタンブールで3時間30分待ちで、マドリードに行く。帰りはマドリードからイスタンブール経由で帰国。ホテル探しは、Booking.comを利用。グラナダはアパートを予約した。

<旅行内容>

5月30日 成田を午後9時25分発、イスタンブール経由でマドリッドに向かう。
5月31日 イスタンブールに朝4時前着き、3時間30分待ち午前7時15分に出発、イスタンブールの美人スチュアーデスと日本語、英語でお話、カップラーメンを食べたりしながらの楽しい機内、そして安全操縦で時刻通り午前10時40分、マドリッドに到着。飛行時間16時間30分。イスタンブールとマドリードは時差が1時間。何か得した気分になった。
6月1日 朝8時発のセビリヤ行きの特急のタラゴーナに乗る。2時間30分後に到着。3泊4日
6月4日 朝8時発のグラナダ行きの各駅電車、2時間30分後に到着。3泊4日
6月7日 グラナダからコルドバにはバスで利用した。7日まで滞在したが、予約したホテルを変更した。3泊4日
6月10日 マドリッドに戻った。13日までの3泊4日の滞在し、午後6時15分発の飛行機で帰国、14日午後7時10分、時刻通りに帰国した。

<目的>
アンダルシア地方を旅行しながら、スケッチと広場探しをすること。

様々な人、色んな国、ロシア、スペイン、ペルー、コロンビア、デンマーク、イタリア、アメリカ、イギリス人と最も多くの国々の人達との出会いがあった。下手な英語とイタリア語とスペイン語とスケッチで、そして日本のキャンデイーでコミュニケーションが出来、楽しい旅だった。
アンダルシアの最後の見学。時間の余裕(妻からの助言)、三都市以外は行かなかった。

konnkai アンダルシアの地図1.jpg
グラナダとコルドバとセゴビアの3都市の移動手段はバス

<両替>
今回ははじめて、Travelex を利用した。1週間後には1万円70ユーロを切った。

            1 みずほ銀行   1万円 75ユーロ
            2 大黒屋     1万円 76ユーロ
            3 Travelex    1万円 78ユーロ


≪感想≫
【ひとり旅Ⅷ】は、昨年のひとり旅Ⅶより2日長いが、出費は2万円経済的な旅。電車・バスの移動で乗物に乗っている時間が結構長い、駅探しとか切符の買い方とかでトラブルはあったが、楽しい旅だった。セビリア、グラナダ、コルドバの見学だが、一番良かったのは、グラナダ。アルハンブラ宮殿、快適な宿泊、馬術競技の見学、イギリス、ロシア女性との出会い。
旅の思い出は、各街で知り合った人達とのコミュニケーション、イタリア人、ロシア人、デンマーク人、チリ、コロンビア人達との一時の話。話しのきっかけは、常に私から話しかけるわけだが、“写真を撮りましょうか?”或いは、私がスケッチをして“写真を撮らせてください”と話しかけられたりして、と言うこともあったが、ほとんど、私からイタリア語と英語で話しかけた。

ひとり旅Ⅷ01.jpg


5月31日 マドリード 午前10時40分に到着。地下鉄でホテルの近くの駅まで行く。迷った。ホテルに着いたのが、12時頃になった。チェックイン2時間前だが入室出来た、ラッキー。荷物整理をして、駅に行き、事前に切符(機内で知り合った人からの情報、事前の購入を薦められ)、アンダルシア地方に早く行きたく、8時発のセビリヤ行き、AVEの切符(80ユーロ)を購入。そして、その日は徒歩で散策。美術館にも行き、ホテルに戻ったのが午後8時。室内をを実測して、午後9時にベットインした。妻から言われた、「時間に余裕を持った行動」をするようにと思いながら‥‥寝た。ホテル代8,000円/日、寝室12㎡とシャワー室3.5㎡。

6月1日 朝6時にホテルを出る。駅には7時前に着き、スタンドでクロワッサンとミルク入りコーヒーを飲んで朝食を済ませて、午前8時に出発、10時32分時間通りにセビリアに到着。初めてのAVE、昔の特急タラゴーナの方が快適だ。

AVE.jpg
車両は小さい、色彩的な美しさは、日本より落ち着いたデザインで好きだ

AVE2.jpg
朝8時発、乗車前の持物チェックは厳しい、音もなく出発のAVE。
セーターを持ってこなかった。寒いのでセビリアで買った。


こうして、アンダルシア地方の「ひとり旅」がはじまった。

空.jpg
車窓から見た、これぞアンダルシアの空

アンダルシアの広い空、雲、青い空、緑の山々、広い緑の台地、
石、岩だらけの乾燥した台地、全てが素晴らしい景色、絵画だ。

6月と言うのに、寒かった。出費を我慢していたが、セビリアでセーターを買った。イタリアは30度を超える好天気に恵まれてと、帰りの飛行機で知り合った日本人に聞いた。今回の旅で得た経験は、今までにないものがたくさんあった。
6月1日~4日 セビリア 
https://blog.ss-blog.jp/_pages/user/auth/article/index?blog_name=musashinosekkei3&id=105384610
ホテル代8,700円/日 四角い寝室13㎡と浴槽等4㎡ 快適
 セビリアからグラナダに行く。朝ゆっくりして、3日10時のバスで移動。所要時間3時間。30ユーロ
6月4日~7日 グラナダ
https://musashinosekkei3.blog.ss-blog.jp/2018-06-23-1
午後1時にバスのターミナル駅に着く。丘の街、またここでも迷いながらのアパートを探した。坂道の途中、尋ねた3軒目のバールのそばだった。このバールが行き付けのお店になった。スケッチを見せたりして、食事を安くしてもらったり、一時くつろげる場所となった。アパートの小さな受付に行く。案内してもらい、中庭に出る。びっくりした。
アパート代8,700円/日1階24㎡、2階24㎡ 2階建てのアパートに3泊。ランチは、外食したが、朝と夜は自炊をした。4カ月遅れのBDを祝った。

最高のグラナダホテル6.jpg
アパートの受付を出た最初に見える中庭、右の階段を下りる。


正面が私の部屋.jpg
正面に見えるのが私の部屋


2グラナダホテル2隣人.jpg
私の部屋、隣の人はドイツ人


グラナダ宿泊01.jpg
出窓のある2階は寝室。右側の1階は食堂とリビング


朝食グラナダ.jpg
朝食は、ミルクと果物は欠かさないように心掛けた。


欠かさない果物.jpg
アメリカンチェリーは毎日250g食べた。1キロ520円。

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【ひとり旅Ⅶ】バルセローナとポルト周辺 [60歳からのひとり旅]

【ひとり旅Ⅶ】 バルセローナとポルト
憧れのポルトの露店でイワシを食べ,そして、大好きなバルセローナに行く。

今までで一番長い2週間の旅。ちょうど良い期間。ただ出費も一番多い。この3月に日比谷ビルの工事途中で契約解除、その後の新しい4階建てビルの実施設計が終わり、業者合見積り待ちの間のひとり旅。

『60歳からのひとり旅Ⅶ』 2017.7月23日~8月5日

        航空券           160,000円
        宿泊費           110,000
        その他 交通費・食事など  70,000円(1日5,000円) 合計34万円
 
〈航空券はHISで手配〉

いつも通りに、ネットで飛行機便を調べて、HIS新宿店に行った。トルコ航空でイスタンブール経由でバルセローナに行き、ブエリング航空でバルセローナからポルトガルのポルトとを往復しバルセローナからイスタンブール経由で帰国。ホテル探しはBooking.comを利用。
〈旅行内容〉

7月23日 成田を午後9時15分発、イスタンブールに向かう。初めてのトルコ航空、操縦は快適。
7月24日 イスタンブールに朝4時10分着、3時間待ち、バルセローナに朝10時に着き、ホテルに直行。宿泊先はオスタル・パリ、午前12時前にチェックイン。9,000円/日、荷物を整理して直ぐに市内見学。
7月25日 朝6時に起き、市内見学。旧市街地のゴシック地区を重点的に見学、城壁を確認しながらの歴史散策。
7月26日 日帰りでゼロ―ナ見学、午後5時頃からバルセローナ市内見学。
7月27日 8月2日から宿泊するホテルにスーツケースを預かってもらい、リュクサックだけで、ポルトに向かう。バルセロナのタクシーストライキに合う。(私はバスなので関係ないと思っていた)税関が異常にこみ、荷物検査で知り合った日本人は時計を紛失、私はベルトを紛失した。飛行機の出発も3時間遅れ。バルセローナ12時5分の飛行機でポルトに1時間後に着く。サンペント・アパート8,000円 /日、鍵の受け渡しをして、自由にキッチンを使ったりし快適でした。
7月28日 ポルト 路面電車で市内見学
7月29日 ポルト 建築見学
7月30日 ポルトからギマランイスに向かう。半年遅れのBDをポサーダモステロ・デ・ギマランイス 1泊9,000円で祝う。ホテルは最高に快適。
7月31日 午後、ギマランイスからポルトに戻る。レジデンシャルトゥリンフォ6,000円/日
8月1日 最後のポルトを徒歩で10㎞以上の散策。
8月2日 ポルトを午前9時の飛行機でバルセローナに行く。ホテルイングレス12,000円/日にチェックイン。
8月3日 バルセローナ見学。
8月4日 バルセローナから午後7時頃、イスタンブールで2時間待ち。
8月5日 午前2時頃イスタンブールを発ち、成田に時間通り午後7時30分に無事に到着、午後10時頃帰宅。

〈目的〉
スケッチ・広場探しとポルトでいわしを食べることと、建築見学

冬よりは、日も長く、雨に合うこともなく、充実した日々だった。朝、まだ暗い6時頃から午後9時近くまで、街を散策した。但し、暑さのため、昼はホテルの戻り、一時間休息をとるように心掛けた。
〈その他/両替〉
円高で大変な時期だった

地元の銀行で両替するのが一番良いレートだが、その銀行を見付けるのが大変。今回は、日本で両替。両替について、20170720に、調べた.結局は、大黒屋で両替した。両替方法は6つあることをメモに残しておく。
1)地元の両替商…店舗によって1割の差はある。
2)日本の銀行 レートでみずほは133.29、三菱東京でも133.27
3)空港内にある GPA132.78円
4)マネーパートナー 129.4円 但し、自分の口座を設ける必要がある為、1週間前には準備必要。
5)大黒屋 133.18
6)地元の銀行 銀行によってレート差はある。 0.7732+手数料

ひとり旅Ⅶは、今までで一番長い2週間だが、経験上ちょうどいい期間だ。でも長い分、費用も一番高い旅行だ。7月24日から27日まで、バルセロナに滞在。27日から8月2日までポルトガルのポルト、その間一日は贅沢をして、ギマライスのポサーダに泊まった。そして、8月2日にバルセロナに戻る。3日までゆっくりし、4日にイスタンブール経由で5日に帰国だ。
飛行計画01.jpg

7月24日 バルセローナ見学 夏のポルトガル・スペインの旅は、多くの世界の観光客との出会い。https://musashinosekkei3.blog.ss-blog.jp/2017-08-12
7月25日 バルセローナの建築見学。

7月26日 バルセローナからGerona に日帰り観光。
『Gerona』
日帰りの旅 電車で1時間20分午後5時にバルセローナに戻り、見学を続ける。


ゼロナ地図.jpg

東後方には山があり、旧市街地は東から西の方向になだらかなに傾斜した街並み。旧市街地(870m×740m)の中央を南北に川が流れ、イタリアのフィレンツェを思わせる。旧市街地の城壁は東側、川を挟む西側は新しく変貌した。東は観光地として楽しめる。
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東の城壁の山から旧市街地を望む


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イタリアのフィレンツェのアルノ川沿いの風景を思わせる


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こんな絵でも喜んでもらえてうれしかった。写真を撮っても良いですか?と言われた。

7月27日~8月2日 憧れの街、ポルト
ポルトガルの第二の都市『ポルト』

【ポルト】は2015年、生前の永六輔の番組で大橋巨泉の“イワシは美味しかった”で知ったぐらいだ。
観光ガイドブックから「ポルトガルの北部、第二の都市のポルトは、人口263,000人。農業、水産業、食品、観光。ポートワインが有名だ。」旧市街地は、なだらかな台地に築かれ、平地が少ない。古い建物が寄り添うように建ち並ぶ街並み。震度7程度の地震があれば、壊れそうな建物が目立つ。この傾斜した台地に建つ街並みとポルトを二分したドウロ川にかかる橋が、ポルトの街の魅力となり世界からの多くの観光客が訪れるのだろう。
1755年11月1日 マグネチュード8.5~9の巨大地震があった。人口10人の都市、死者の数は1万人以上に達した。

ドウロ川にかかる、6つの橋(その内、二本があのエッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルの設計)のスケッチと建築家アルヴァロ・シザの「近代美術館」と「ポルト大学建築学部棟」の見学。橋のスケッチ見学にほとんど時間を費やした。

ポルト01.jpg

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【ひとり旅Ⅶ】 バルセロナ 二分された街区 と建築見学 [60歳からのひとり旅]

バルセロナは、毎回新しいことが見えるので楽しい


バルセロナでゴシック地区が一番楽しいことが見つかる。今回は城壁の範囲と旧市街地の構成のようなことを見ること。歴史については「バルセローナ/著者神吉敬三」

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ゴシック地区の門は堅固な構えを見せる。


夏なので、陽射しが強くて日影で休む人が目立つ。今回は小さな広場を見付けたりして、新しい出来事が多い。
ゴシック地区は、ラス・ランブラス通りを挟んで二分されている。


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バルセの概略01.jpg
緑部分がラス・ランブラス通り

東側が歴史、観光地、西側は一歩、中に入ると住居系が多く広がっている。西側の生活レベルは、少し低そうだ。つまり、生活用品、水、ミルク、果物などの生活品は、西側の地区で購入する方がよさそうだ。でも、1日、2日の事ならどうでも良いが街が見えてくると、倹約したくなるようだ。

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【ひとり旅Ⅶ】 旅は思い出つくり [60歳からのひとり旅]

【海外旅行はひとりに限る】

友人と一緒に海外旅行をしたり、施主を案内して海外を旅行もした。しかし、金銭感覚と趣味の相違、気づかいなど考えるとが、旅行はひとりに限る。

「旅の目的」をもつこと

旅をする以上、何のために旅をするのかという意識を持ちたい。何の目的・意識がなければ、何も見えないし、あー見たなという程度で、何が良かったとかの思い出・記憶が残らない。テーマを持って旅に出るのと出ないのとは、大きく違うだろう。

「素直な好奇心」をもつこと

見ようという目をもって旅をするのと、普段見えないものが見えてくる。風景の裏にあるもの見つけだすには、ただ素直な好奇心さえあればいいのだ。そんな気持ちで世界中を今も歩きつづける。(宮脇檀「建築家の眼」1988年より)

「旅には一冊の本を持っていこう」

観光ガイドブック以外の本とか、スケッチブックを持っていくと、何か新しい発見があるかもしれない。
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旅には観光の本以外、必ず一冊の本(旅の窓)とスケッチ道具を持って行く。


『私の旅のこころ』

「旅人は旅人。旅人しか見えないもの、出来ないことがある。」

友との旅は、お互い常に金の出費が気になる。結構海外に出ると100円、200円がシビヤーになる。つまりは一層けちになるようだ。外人との会話のときなども一人の方が対応しやすい。

ひとり旅には、やっぱり外国語が必要。文法通りでなくても、先ず英語が良い。
17歳のスイスの女性曰く、“スイスでも、仕事をするためには、英語が必要、私も勉強をしている”と言っていた。
私は、英語とイタリア語をほんの少しだけ話せる。スペイン、ポルトガルに行って、イタリア語で話しても、聞こうとしてくれる。でも、一般的に聞かれたのは英語で“英語が出来まか?”という。英語で話しても、帰ってくる言葉は、往々にして、母国語だ。僕はどうすれば、と思ったりする。

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【ひとり旅Ⅴ】 パリ旅行 [60歳からのひとり旅]

【ひとり旅Ⅴ】パリ
パリの好きな広場でパンを食べて、コルのサヴォイ邸の見学の旅

今回はBDを海外で迎えようと決めた。1週間で、直行便で行けるパリ見学。いつも通り25~30万円を予定。

プチ旅行であったが、いろんな体験ができ楽しいひとり旅だった。フランス人、スペイン人、アルゼンチン人、イギリス人、ポーランド人、そして日本人との出会いは、ひとり旅を楽しくしてくれた。その中でもオルセー美術館で,スケッチをしていたフランス人の中学生とのひとときの出会いも思い出だ。

『60歳からのひとり旅Ⅴ』 2015.2月3日~2月9日

         航空券         103,000円  
         宿泊費         90,000円  
         その他 交通費・食事など  50,000円   合計250,000円

〈航空券はHISで手配〉

最初吉祥寺店に行ったが、対応が今一だったので、HIS新宿店に行った。直行便はANA航空。(今思うと他を選択して居たら2万円ぐらい安いかな)。ホテルは自分でネット手配。

〈旅行内容〉

2月3日 羽田発 午前10時40分発 ANA航空 
久しぶりの羽田の飛行場から出発。NH215便は座席がスライドする新しい飛行機だった。 (出発・帰国時間とシート、この辺りが高くなる理由だろう)。

2月4日 外は暗いが、午前6時30分スタート。友人お薦めのCHARTRESに行く。
2月5日 今日も早く起きたが、もう一眠りと思ったら8時になってしまった。予定変更して、市内観光、シテ島、を中心にノートルダム教会周辺。そして、午後は美術館巡り。
2月6日 6時30分スタート、市内観光:ガイドブックを持って見学した。
2月7日ホテル移動のため、朝6時にスタート。旅行鞄をゴロゴロころがし、地下鉄の駅まで行く。チェックインは午後2時のため、荷物を預ける。コルビジェのサボイ邸見学。そして、午後4時頃、市内に戻り再度 ピカソ美術館見学。
2月8日 6時30分スタート。広場の実測と公園、クルーニー博物館見学。シテ島からホテルには、RERBに乗るのだが、間違ってRERCに乗り、あわてた。午後1時にホテル到着。帰国準備、 ホテルから飛行場まで1時間、午後2時30分着。時間通りに、午後5時に出国。
2月9日 午後1時20分 時間通りに到着。さすが、ANAだ。エアーフランスだとこういうわけにはいかないだろう。午後の打合せに間に合った。

〈目的〉
コルビジェのサボア邸見学、美術館通いとパリの起源のシテ駅見学


今回の旅行も、結構忙しい中での心の贅沢。大きな仕事だと長期間になるので、時間を調整するのが大変だ。
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ANA航空の利用者、乗客層も違うようだ。飛行機を待つ、坊さんの5~6人グループ 皆さんエコノミークラスでない

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はじめて、ネットで座席を予約、33Kの席から外を見る

【パリの見学はじまり】

2月3日 時間通り、パリのCDG飛行場、午後3時15分到着。ホテルまで、電車を利用。尋ね尋ねて、イタリア広場の近くのホテル到着は午後5時30分だった。まだ明るいので、位置確認のため散策、近場の中華店に入り夕食5ユーロ。ホテルに戻りいつも通り部屋を実測。
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2月4日 『CHARTRESに行く』
暗い中、ホテルを6時30分頃出かける。シテ駅に行き、近くのバールでコーヒーを飲んで、友人の紹介のCHARTRESに行った。
ホテルから地下鉄でモンパルナス駅に行く。切符売り場で、大学の先生らしき人と学生との4人の日本人グループが、イライラしながら、並んで待っていた。タクシーに乗った方が良いのかと話しながら、どうも自動販売機の切符の買い方が分からないようだ。私と同じだと、思った。私の順番が来て、往復切符を買った。やっと明るくなった8時頃、CHARTRES行きの電車に乗った。学生風の若い子がたくさん乗ってきた。向かいに、かわいい女の子が座った。髪の毛をいじりながら、一生懸命に勉強をしていた。日本のキャンディーをあげた。良い一日を、といって別れた。ひとり旅は楽しいと思った。

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電車の中の向かいの女性

 
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引掛けるように、たて掛けていた。

【CHARTRESを観光】

CHARTRES駅9時30分頃に到着、昨日降った米粒ぐらいの雹が、まだ残っていた。駅から歩いて、最初に目に入ったのは、大きな大聖堂。ゆったりとした田舎街だ。田舎ほど楽しい。
人通りの街に出ると、市場、果物屋、パン屋、チョコレート屋さんが並ぶ。市場でミカン、お土産のチョコレートを買う。そして、美味しそうなパン屋さんの前で、出てきた女性に“何が美味しいですか?”と尋ねた。親切に“ここのお店は、クロワッサンが美味しいですよ”と教えてくれた。他のパン店の2店より美味しかった。スケッチをしていたら、先ほど教えてくれたおばさんが寄ってきて、スケッチを見た。
観光案内所を見付け、地図をもらいに“寒い、寒い”と言って中に入った。
“本当に寒いですね”と。案内所のフランス女性が日本語で言った。彼女は金沢、名古屋と数年間日本に居たそうだ。

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左側の市場で、オレンジを買った。パリ市内より安かった。

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大聖堂の鐘塔が見えるだけ、絵にならない



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CHARTRESは小さな街。下車して最初に見るのは、大きな大聖堂(1979年世界遺産)。パリのノートルダムのような豪華さはないが、この教会は大きすぎて、街の中に溶け込んでいない。駅から見るしかない。

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こんな小さな街にも美しい広場がある。

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ここからも鐘塔が見えるだけ

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駅前に出て、全景が見える。


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大聖堂の前でも全景が見なくて、絵にならない。もう少し考えて教会を造るべきか、街が大きくならなかったのか?もう少し観光して居たかったのだが、金が無くなり、午後1時頃、パリに向かった。



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【ひとり旅Ⅴ】パリ旅行 ル・コルビュジェ/ヴィラ・サヴォワ [60歳からのひとり旅]

「ル・コルビュジェ ヴィラ・サヴォワ」


40年ぶりだろうか?久しぶりのル・コルビュジェ設計の ヴィラ・サヴォワ

今日はわたしの65歳の誕生日 2015年2月7日、土曜日。

ヴィラ・サヴォワの見学に行くのを悩んだが、パリから近いので1時間の予定を計画。それが4時間の長い見学になった。開館のタイムスケジュールは朝10時から、敷地入口門のインターホンを20分前に押した。

最初の見学者は2人のスペイン人と私の3人だった。開館前なので外観を見学した。午前10時過ぎになり、玄関が開いた。入場料は7ユーロだった。

リビング(5.8m×15m 床150角タイル)で、ほとんどの時間をここで過ごした。

しばらくすると、多くの家族連れとカップルとか色んなタイプの人たちが見学に来た。


コル外観3.JPG
以前はこんなにきれいだったか?

コルアプローチ.JPG
引渡しをして、直ぐ雨漏りがした、雨漏りの対応をしなかったとか、
パリの郊外でこんなに開放的にして寒いとか、施主の評判は悪い。

コル外観2.JPG


コル外観環境.JPG

40年前とは環境が変わった。


「建築家、走る 隈 研吾 著」を現在読んでいる。旅行中に読もうと思って買った。内容が建築家の苦労話が書かれていて、途中で疲れて辞めた。以下抜粋して記載。
モダニズム建築のリーダーであった建築家、ル・コルビュジェの代表作『サヴォア邸』について
コルはフランス正規の建築教育を受けておらず、スイスの山奥から来た山サルみたいな人。だからこそ、それまでの正統を批判できたし、新しい正統をつくることが出来た。
安藤忠雄さんも既存の建築教育は受けていません。代わりにボクサー出身の経歴を持っている変わり種です。つまり、世界的な建築家は、歴史と言うバックグランドを無視することが出来たわけです。
コルは、竣工し直ぐに雨漏りしたが対応無し、パリの郊外でこんなに開放的にして寒い等で施主から訴えられて裁判になった。彼は、商品としてどんな環境でも建てられる商品としてデザインしたのです。


コルバルコニの排水.JPG

コル外柱1.JPG

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コルのスロープからリビング.JPG

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コルリビング照明.JPG


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コル浴槽と外東.JPG


コルスイッチ.JPG


コルリビング扉棚.JPG


コルと照明色.JPG


コルと私2.JPG

コルと私.JPG


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